とびひ・かぶれ

症状

とびひの症状は、おもにかゆみと水ぶくれで、初期には小さな水ぶくれが皮膚に現れます。初期の段階ではかゆみは無い、または強いかゆみではないので、早期に治療を行えば強いかゆみや広範囲に広がることを防げます。

かゆみが伴うようになると、掻いてしまうことで水ぶくれを破いてしまい、中の液や膿が外に出てしまいます。この液や膿が付着した手で他の部位に触れる、または他人に触れることで、症状が広がります。初期の状態では見た目にわかりにくいですが、あせもなどの湿疹、虫刺されなどで皮膚が傷ついている場合は、十分に注意が必要です。

黄色ブドウ球菌が原因でできる水疱性膿疱は、赤い発疹ができた後に水ぶくれができ、それが破れるとかさぶたやただれになります。かゆみも強く、掻くことで発疹や水ぶくれの分泌液が全身へ広がります。

溶血性連鎖球菌が原因でできる痂皮性膿疱は、小さな化膿した発疹の集まりができ、黄褐色のかさぶたとなって広がります。周囲は赤くなりますが、かゆみは伴いません。痂皮性膿疱は大人がかかることが比較的多いことが特徴です。かさぶたは厚みがあり、炎症を伴うため発熱することが多く、重度になると入院治療が必要になります。

とびひを治療せずに放置すると、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群という、発熱を伴う重症な皮膚炎を起こすことがあります。とびひは代謝がよく、汗をかきやすい乳幼児が主にかかる病気ですが、ストレスや過度の過労などにより免疫力が低下している、細菌の付いた手で皮膚を掻き壊すことで、大人でも感染します。