湿疹
主婦湿疹とは、水仕事をする機会の多い主婦や美容師、調理師、ホームヘルパーなどに多く発症する湿疹です。主に利き手の指先や指の間から症状が出始め、長期化すると手全体に症状が広がります。
症状は、肌が潤いをなくし、指紋や皺部分が白く目立ち、症状が進行すると皮膚が高質化しひび割れを起こす、指紋が消えてしまう「乾燥タイプ」と、水ぶくれができる、水ぶくれがつぶれてびらんができる「湿潤タイプ」があります。
水仕事を繰り返すことで皮脂が取れてしまい、肌のバリア機能が低下しているところに、食器用洗剤、シャンプーや石鹸などにより接触性皮膚炎を起こし、完治しない間に水仕事をすることで重度化することが考えられます。
治療は主にステロイド外用薬を使用しますが、外用薬だけでは完治することが難しいので、手を刺激から守ることが必要になります。また、パッチテストにより原因を特定することも有効です。
主婦湿疹を予防するには、ゴム手袋などを使用して、直接水に触れない、手の乾燥を防ぐためにハンドクリームを使用するなどが効果的です。
乳児湿疹とは、乳児の湿疹の総称です。低月齢の場合、他の疾患であっても判別が困難なため、乳児湿疹と呼ばれます。
乳児湿疹は、汗やミルク、よだれなどによってかぶれる場合と、そのほかの疾患の可能性があります。汗やミルクなどの汚れによる湿疹は、こまめにふき取るなど、清潔にすることで予防することができます。
乳児湿疹と間違えやすい疾患には、「アトピー性皮膚炎」、カンジタというカビの一種により発症する「カンジタ性皮膚炎」、急激な発熱と下がると同時に発疹が発症する「突発性湿疹」、ウィルス性で、強いかゆみを伴う水ぶくれができる「水疱瘡(みずぼうそう)」、などがあります。