虫刺され
毛虫
毛虫は、ドクガ類の幼虫で、長さ0.1mm程度の有毒の毛(毒針毛・どくしんもう)が皮膚に触れることで皮膚炎を起こします。毛虫の全身には、数十万~数百万本の毛を持っています。毛虫はサザンカやツバキ、桜の木などに生息しています。また、毛虫だけではなく、ドクガ類の成虫、種類によっては卵から成虫までの生長期間中すべてに毒針毛を持っている種類もいます。
毛虫による虫刺されは、蚊やダニ、ノミによる虫刺されとは違い、ジンマシンのような強いかゆみと赤い発疹ができます。体質によっては、水ぶくれ、強い腫れ、最悪の場合はアナフィラキシーショックが起こることもあります。毛虫に刺された場所を不用意に触ってしまうと、毒針毛がさらに入り込み症状を悪化させます。
毛虫に触れた場合は、粘着テープなどでそっと毒針毛を抜き取るか、水洗いしてから抗ヒスタミン薬とステロイド軟膏を塗ります。毛虫による虫刺されのかゆみは、刺された直後よりも1~2日たったころがピークになるため、早めの処置が大切です。
毛虫に直接触れていない場合でも、風邪で飛ばされた毒針毛が洗濯物に付着し、それを着た時に刺されることもあります。6~7月は毛虫による虫刺されが多発するため、刺される危険がある場所に行く場合は、虫よけスプレーをする、厚手の服を着用するなどの対策が大切です。また、毛虫に対するアレルギーがある場合、毛虫に触れなくても、近くを通っただけでも過敏に反応することがあります。