あせも・アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の原因は、様々な要因が重なって起こるため、発症する仕組みははっきりと解明されていません。ですが、アトピー性皮膚炎の患者の多くは、家族がアトピー性皮膚炎やアレルギー系の症状を持つ遺伝的要因、ジンマシン・気管支喘息・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎などのアレルギー疾患を持っている、過剰な免疫反応、アレルギー反応を起こすIgE抗体を産生しやすい体質、などの「アトピー素因」を持っているといわれます。
また、アトピー性皮膚炎は文明国になるほど患者数が増加することがわかっています。その中でも特に裕福な家庭であるほどアトピー性皮膚炎になりやすいことがわかっているため、生活環境やライフスタイルが根本原因ではないかとも言われます。
アトピー性皮膚炎患者の多くは、気管支炎やジンマシンなどのアレルギー疾患の病歴を持っていることが多く、ダニ・ハウスダストなどのアレルゲン、皮膚の常在細菌などの特異的アレルギー抗原物質、食物アレルギー、化粧品、水道水の塩素、合成界面活性剤などがアトピーの悪化原因になっているのではないかと言われます。また、アトピー性皮膚炎を起こしやすい乾燥性敏感肌は、気温や湿度の変化に敏感で、乾燥が厳しい冬場、汗をかきやすい夏場に悪化することがあります。
何らかの原因によって皮膚の抵抗力やバリア機能が壊れることによってアトピー性皮膚炎の原因になっているのではないかとも言われます。アトピー性皮膚炎患者はもともと皮膚刺激に弱いため、少しの刺激で肌荒れを起こしやすい傾向があります。皮膚の抵抗力が低下する原因は、保湿不足や過度の洗顔、合成界面活性剤や化粧品、水道水の塩素などによる皮膚へのダメージ、慢性的に掻き壊すことによる表皮バリアの乱れ、などがあります。